天然葉酸(ポリグルタミン酸型葉酸)と合成葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)の違いを記載しています。天然葉酸や合成葉酸について知りたい方や、どちらの葉酸サプリがおすすめか知りたい方は、是非ご覧ください。 目次 天然葉酸と合成葉酸の違い 天然葉酸サプリと合成葉酸サプリはどちらがおすすめ? 天然葉酸と合成葉酸の違い 吸収量や摂取方法が異なる 葉酸の種類には大きく2種類があり、それが天然葉酸(ポリグルタミン酸型葉酸)と合成葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)です。天然葉酸と合成葉酸の違いは、主に吸収率や摂取方法にあります。 天然葉酸 (ポリグルタミン酸型葉酸) 合成葉酸 (モノグルタミン酸型葉酸) 別名 立ちくらみ 息切れ 吸収率 下痢 頭痛 摂取方法 耳鳴り 肩こり 合成葉酸を巡り問題が発生している ぜんそくを発症する確率が 約30%上昇 オーストラリア・アデレード大学の研究によると、合成葉酸サプリメントを妊娠後期まで飲み続けた場合、生まれた子どもがぜんそくを発症する確率が約30%高くなることが明らかになりました【1】。 なお、葉酸を豊富に含む食品を摂取する場合は、生まれた子どものぜんそく発症リスクに上昇は見られませんでした。 グラフ:ぜんそくの発症リスク 日本人女性の約7割が 合成葉酸を利用できない? 葉酸は様々な代謝経路を経て、活性化してはじめて体内で利用されます。 葉酸の活性化に必要な酵素(MTHFR)の量はひとりひとりのMTHFR遺伝子によって決められており、実に日本人女性の67.2%が、HTHFR遺伝子変異という報告がされました※。 つまり、日本人女性の約7割は摂取した葉酸をうまく活用できない体質ということになります【2】。 合成葉酸サプリと天然の葉酸では新陳代謝のされ方が異なると考えられており、 HTHFR遺伝子変異の人が合成葉酸を過剰に摂った場合、活性化できず体内に蓄積し、がんやうつなどの神経病に関連する可能性があるとも言われています。 自閉症やがんとの関連性も 遺伝子に変異のある人が合成葉酸を多量に摂ることで、活性化できない葉酸が体内で蓄積することで本来の活性化した葉酸のはたらきも阻害されることがわかっています。 これにより、神経伝達物質が十分につくられないことにより脳の発達がうまくいかず、自閉症になるリスクが上がるという報告があります※。さらに、蓄積した合成葉酸はがんの増殖にも寄与するという研究結果も出ています※。 今は天然葉酸サプリがおすすめ! 厚労省は「食事から」の葉酸摂取を推奨 厚生労働省は、妊娠中期以降~授乳期までは「食事から」の葉酸摂取を推奨しています。 赤ちゃんが急成長する妊娠中期から授乳期は、多くの血液が必要になります。 葉酸は血液をつくるはたらきもありますので、妊娠中期以降は特に赤ちゃんへの影響のない食事性葉酸を摂取するようにしましょう。 「レピールF葉酸®」とは? レピールオーガニックスのサプリに含まれる「レピールF葉酸®」は、米国のオーガニック認証を受けたレモンから抽出した、100%食事性天然葉酸です。 レピールオーガニックスのオリジナル原料で登録商標。残留すると危険な有機溶媒は使用せず、熱水で抽出しています。 完全無添加の葉酸サプリはこちら 監修者 医師:吉田靖志 資格: 日本消化器内視鏡学会 内視鏡専門医 日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリケア認定医 サーマクール認定医 点滴療法研究会 高濃度ビタミンC点滴療法認定医 キレーション認定医 経歴: クリニカメディカ・髪のクリニックSeed 院長 順天堂大学医学部総合診療科研究室 非常勤助教 博士:栗山雄司 資格: 博士(水産学) 経歴: 株式会社アンチエイジング・プロ COO(常務取締役) 順天堂大学医学部 総合診療科 研究生 クリニカメディカ学術顧問 SloIron Inc. 技術顧問 »監修者について更に詳しく見る